発達・行動について、「どこで」「何を」相談したらいいのか分からない方へ
「言葉が遅れている」、「かんしゃくが激しい」、「こだわりが強い」など、子育てに困った親御さんは、その悩みをどこで相談すればよいのでしょうか?
本来、このような悩みに答えてくれる専門家が身近にいれば良いのですが、効果的な支援が受けられる相談機関は、現状、まだまだ少ないです。また、インターネットで情報を調べても、我が子に合った関わり方や支援方法を見つけることは、現実的に難しいでしょう。
それどころか、本来早期支援の大切さを伝えるべき専門家が「様子を見ましょう」、「成長を待ちましょう」と、支援を先延ばしにするようなことが、残念ながら多くあります。
当相談室は、このような悩みに「出張カウンセリング」という形でお答えしてきました。どのような関わり方や練習をすればよいか、今何が問題となっているか、親御さんが納得できるように説明し、その解決法をお伝えすることができます。
当相談室がよくお受けする代表的な悩みをご紹介し、それに対する支援の考え方やヒントをお伝えしていきます。
よくある相談
言葉・コミュニケーションの相談
- 言葉が遅い・出ない
- 単語は出るけれど会話が続かない
- 名前を呼んでも反応がない
- 簡単な指示も通らない
- 視線が合いにくい
- 模倣をしない
- クレーンで要求する
- 人に興味がない
かんしゃく・情緒に関する相談
- かんしゃくが頻繁で困っている
- 切り替えが苦手/こだわりが強い
- 些細なことで突然怒りだす
- 自分を傷つけるようなことをする
- 叩いたり噛んだりする
- 道順や手順が違うと怒る
- 物を壊す
生活習慣・日常の行動に関する相談
- トイレトレーニングが進まない
- 偏食がひどい/食べる量が極端
- 夜寝ない/生活リズムが崩れている
- 遊び方が不思議
- 衝動的に走り出す
- チャイルドシートに座らない
- 自分から歩かない
- 順番が待てない
- いつも手をひらひらしている
運動に関すること
- 手先が不器用
- 歩き方が不自然
- 椅子に座っても姿勢が崩れる
- 手でコップを持てない
- よくつまずく
発達の見通しや診断に関する不安
- 発達障害ではないかと不安がある
- 自治体の健診で指摘を受けた
- 保育園や幼稚園で指摘された
- 「グレーゾーン」と言われた
出張カウンセリングが効果的な理由
一見様々な悩みに思えますが、実は、大切な共通点があります。それは、困りごとは普段の生活と深く関わっているということです。
- 子どもが言葉やコミュニケーションを交わす相手は、家族(親)です。
- かんしゃくや困った行動も、生活の中で起こります
- 保育園や幼稚園は、お子さんが過ごす大切な社会です
すると――
お子さんがいつも過ごしている環境でこそ、いちばん効果的な支援ができる
このような考え方ができます。
ご家庭に出張することにより、その場に合わせた支援ができます。
たとえば、練習や宿題に使う道具も、記録の仕方も、すべて“家庭仕様”。
つまり、その子の生活にぴったり合ったやり方で支援できるということです。
「今この場で」始められる支援。それが、出張カウンセリングの強みです。
初回相談までの3ステップ
大まかに、以下の流れです
- お問い合わせページからご連絡ください。
→お子さんの様子やご家庭で困っていることなどを教えてください。 - メールのやりとりで日程調整をします。
→候補の日時をいくつか提案しますので、ご検討ください。 - 初回相談、ご自宅を訪問します。
→現在のご様子やお悩みを丁寧にお聞きしながら、今後の方向性をご提案します。
「何をするの?」「どんな準備が必要?」という方は、より詳細な出張相談の流れをご覧ください。
最後に:ご相談・お問い合わせについて
お子さんの発達や行動について、誰かに相談することは簡単ではありません。
「お気軽に」とは、とても言えないのが正直なところです。
ですが、お子さんの1年、1か月、1日は、私たち大人の時間とは比べものにならないほど貴重です。
早い段階でご相談いただくことは、「今」だけでなく、未来のご家族の安心にもつながります。
もし迷われていましたら、ぜひ「保護者の声」をご覧ください。
かつて同じように悩み、勇気を出して一歩を踏み出した方々の率直な声がつづられています。
私は、ご相談いただいた方にとって、
「早く相談して良かった」と思っていただけような支援を提供できるよう、いつでも準備を整えてお待ちしています。