保護者の声

実際に出張カウンセリングを受けられた保護者の方々の声をご紹介します。
同じような不安を抱える方に、少しでも参考になれば幸いです。

1歳8ヶ月 男の子/「発語がほぼない」「目が合いづらい」「指差しがない」「癇癪」

ご相談させていただいたのは息子が1歳8ヶ月の時でした。

初めて相談を依頼した頃、お子さんはどんな様子でしたか

当時は「発語がほぼない」「目が合いづらい」「模倣がない」「指差しがない」等、発達の上で気になる点が数多くありました。

生活面での困り事としては、とてもよく泣く子で常に抱っこをしている状態であったこと、またお散歩等外出しても思い通りにいかないと癇癪をおこすので、外出がしづらかったこと等があります。


現在までにどのようなことを相談しましたか?

困り事が出てきた都度、様々なことをご相談させて頂きましたが、こちらでは下記の3つを挙げさせて頂きます。

  • 話せるようになってほしい
  • 癇癪を起こさせずお散歩等できるようになりたい
  • 叩くことをやめさせたい

相談してどのような変化がありましたか?

  • 話せるようになるには何が必要なのかを丁寧に教えていただき、まず親としての接し方が大きく変わりました。息子は泣くことが減り、笑顔もふえ模倣も出来るようになり、1人遊びも上手になりました。何より親子で穏やかに過ごせるようになりました。そして言語面では、単語もまともに出ていなかった1年前では想像できませんが、今では2語文、たまに3語文まで出るようになりました。理解力も飛躍的に向上したと思います。
  • 外で癇癪を起こし、大人の進みたいように歩けなかったのが、今では買い物や大人が寄りたい場所にもついてきてくれます。まだ100%泣かないというわけではありませんが、以前に比べて親にとってストレスが大きく減りました。
  • 最も困っていたのが叩くようになってきたことです。初めは泣きながらしがみつく様子でしたがどんどん手が出るようになりました。ご指導頂いた通りに行ったことで、徐々に叩かなくなり、今では叩かなくなりました。安心して保育園に通わせることが出来ています。

子どもの発達面や行動面に不安を感じている親御さんに一言お願いします

私自身、我が子の発達に不安を感じ始めた当初は、暗闇に突き落とされたような感覚で、毎日のように泣いていました。最近不安を感じ始めた方のお気持ち痛いほどお察し致します。1歳半検診で指摘をうけ2歳まで様子見しましょうと言われて以降、情報収集に明け暮れました。

ですが本や論文等を読んでも「早期療育」の重要性をみかけることが多く、果たして「様子見」でいいのかと考えるようになりました。あくまでも個人的な考えですが、早いうちから子供に様々な適切な経験をつませてあげることに悪い要素はないのだから、まずは動こうと考え、辿り着いたのが水流先生のホームページでした。

当時はまだ、息子は大丈夫だろうかと診断名等に囚われていましたが(今も全く気にならないわけではありませんが)、診断がついたから子供への対応が変わるということではなく、その時その時の子供の状況に応じた適切な対応を癖がつかないうちに早めに行うことが必要だと今は一層強く実感しています。もちろん子供やご家庭の状況等によって何が正解というものはないと思います。

子供は経験によって大きく変わります。そしてその子供を支える親への適切な支援が非常に重要だと痛感しています。

皆様が、安心して相談が出来る場所に出会えることを祈っております。


支援者より一言

「早いうちから、子どもにさまざまな適切な経験を積ませることに悪い要素はない」。1歳8ヵ月というタイミングでこの判断をされたお母さんの行動力は、本当にすばらしいです。この決断が、お子さんの発達はもちろん、ご家庭の安定にも繋がっていったことは間違いありません。


2歳3ヶ月 男の子/「言葉が出てこない」「指示が通らない」「指差しをしない」「泣き続ける」

水流先生に初めてご相談したのは、2歳 3ヶ月のときになります。

初めて相談を依頼した頃(2歳3ヶ月頃)、お子さんはどんな様子でしたか?

一歳半頃に初めて息子の発達に違和感を感じました。具体的には、言葉が全く出ていない、こちらの言うことを全くわかっていない(簡単な指示が通らないなど)、指さしやバイバイなどの身振りをしない、順番が待てない、耳塞ぎをする、チャイルドシートやベビーカーでいつまでも泣き続ける…などなどです。

保健センターからは「2 歳半まで様子をみましょう」と言われましたが、待っていられずに自分で専門医を受診しました。診断こそされませんでしたが、早期療育をすることが望ましいとアドバイスされ、療育先を探していたときに水流先生のホームページにたどり着きました。

一歳半のときに感じた違和感は、水流先生にご相談するまでの期間に消えることはなく、特に要求が通らないといつまでも大声で泣きわめくことが目立っていたように思います。


現在までにどのようなことを相談しましたか?

親としては、発語が全くないことだけが問題で、それが解決されればほかの問題も付随して解決していくものだと思っていました。

しかしそうではなく、息子の癇癪や泣きに周りの大人(主に両親)が付き合っていることが大問題で、これを正さないといつまでも言葉は出ないと教えていただきました。

今となっては、「息子が大泣きをする→大人は要求を叶える、息子に注目する」という図式ではいつまで経っても泣きが強化されるばかりだとわかりますが、当時は息子がどうして泣いてるかを考え、泣き止ませるためにあれやこれやと四苦八苦していました。

まずは泣きに応じないことを徹底し、発語のための日々の練習方法、切り替えの練習、トイレトレーニング、暴力への対応、手つなぎ練習、幼稚園での対応方法等を主としてご相談させていただきました。


相談してどのような変化がありましたか?

息子の様子に変化があったことは言うまでもありませんが、親の意識が大きく変わったと感じています。あのまま息子の泣きや癇癪に応じることを続けていたら、今の息子の姿はなかったはずです。息子の行動に問題が発生したときは、息子が悪いのではなくて、周りの環境・大人が適切な対応をしていないはずだと考えるようになりました。

現在息子は年中になりました。正式に発達障害の診断も受けました。

水流先生に初めてご相談をしたときには発語0だった息子が、今は歌を唄い、絵本を音読し、トイレは自分の意思で行き、毎日楽しく幼稚園に通っています。定型発達の 4 歳児に比べたらとてもゆっくりではありますが、息子の口から言葉を聞ける日が来るのだろうか?と思っていた 2 歳のときからは、想像がつかないくらい成長しました。


子どもの発達面や行動面に不安を感じている親御さんに一言お願いします

自分自身の経験から言って、我が子の発達に問題があるということはなかなか受け入れ難いことだと思います。私は今でも、いつか息子が劇的に成長するのではないか…という希望が頭の片隅から消えることはありません。

しかし、息子が何か(例えばトイレでの排泄、着替えのスキル、数字の理解等…)を習得するためには、長期的な学習を必要としていることが現実です。たとえ発達障害の診断がなかったとしても、息子が人間社会で生きていくためには、親子で人の何倍もの努力を続けていかなければならないと思っています。

診断がついていないから…、我が子に障害があるわけがない!まだ小さいからこれから急成長するはずだし!という思いは私も持っていましたので、とても良く分かります。

しかしその気持ちを最優先して月日が流れるのを待つだけでは、お子さんの貴重な幼少期の時間を無駄にしてしまうことになります。発達障害の診断の有無などは関係なく、我が子の発達や行動に不安を感じているならば、早い段階でそれに向き合うことは非常に重要なことだと思います。

少しでもお子さんの発達や行動に不安があるならば、一日でも早く信頼できる専門家にご相談されることを強くおすすめします。


支援者より一言

泣きへの対応を変える――それは、親御さんにとって大きな挑戦だったはずです。けれど、その一歩が、確かな変化につながりました。息子さんの成長もさることながら、ご家族の“関わり方”そのものが変わったこと。それが、私にとっても印象深い支援のひとつです。

2歳2ヶ月 女の子/「名前を呼んでも来ない」「発語がない」「意思疎通が取れない」「指示が通らない」

2歳2ヶ月の時に初めて相談をしました。

初めて相談を依頼した頃、お子さんはどんな様子でしたか?

当時発語はママパパくらいで、単語なし、喃語も少ない状態でした。名前を呼んでも来ない、そもそも私の声に反応しないなどの関心の薄さが目立ちました。

発語が無いだけでなく、要求無し、何を考えているかわからない、意思疎通が取れない、簡単な指示も通らなかったので、よく言う「言葉を溜めている状態」ではなかったのは明確でした。


現在までにどのようなことを相談しましたか?

  • 言葉(言葉をだすには?増やすには?質問に答えるには?やり取りをするには?など)
  • 指示に従えるようにする
  • 泣いて要求することをやめさせる
  • 叩くことをやめさせる
  • 繋いだ手を離されないようにする
  • トイレトレーニング
  • そのほか幼稚園選びについてのお話など

相談してどのような変化がありましたか?

  • 喃語や音が出せるようになる、真似出来るようになる(言葉も動作も)、自発で要求する言葉が出る、言える名詞が増える、あいさつの言葉が出る、二語文で会話が出来る、質問に答えられるようになる(現在トレーニング継続中)、歌が歌えるようになるなど
  • テレビを見ていても、遊びに集中していても、呼んだら必ず反応するようになりました。
  • 泣くよりも言葉で要求するほうが簡単になったようで、泣いて要求することが圧倒的に
    減りました。
  • 言葉で訴えてくるようになり、叩かなくなりました。
  • 駐車場など手を放すと危ない場面でも手を離されることがなくなり、そもそも手を振り
    払おうとする行動がなくなりました。
  • 自発でトイレに行けるようになり、就寝時もほぼ完璧になりました。家以外の場所や初めて行く場所でもトイレに行きたいと言って行けるようになりました。

以上は娘の変化ですが、親である私にも変化がありました。

  • 問題行動に対して正しい対応の仕方を学び実践できるようになった。(スーパーなど出先で床に転がって泣かれてもうろたえなくなった、感情的に叱ることが減った)。

悩んでいたことが少しずつ改善され、日常生活が無理なく機能していくことで気持ち的に楽になりました。なんで出来ないの?なんでわからないの?と思うことがなくなり気持ちに余裕ができました。


子どもの発達面や行動面に不安を感じている親御さんに一言お願いします

ひとりで悩まずに、相談できる人や場所を探すことが大事だと思います。どの療育方法がベストなのかはぞれぞれだと思います。どういった療育先を探しているのか自分なりのポイントを明確にすることが重要だと思います。

これはわたしの場合ですが、効果の出ている療育方法なのかを重視し、見学や体験をすることから始めました。いくつか無料のカウンセリングなどで娘を見ていただいて比較検討して決めました。

比較したポイントは

  • どんな小さな質問疑問にもしっかりと答えてくれるか、難しい専門用語ではなく、日常生活などの場面に落とし込んでわかりやすく説明してくれるか
  • 娘専用の娘に一番合った方法で指導してくれるのか
  • その通りにやったら結果がでるのか。

娘を見ていてよく思うことは、正しい対応をすれば問題行動はなくなります。でも少しでも間違った対応をするとより悪化します。

ですので、ひとりで悩むのではなく、プロに指導してもらえることはとても心強いです。まずはどの療育方法でやっていきたいのか、迷ったとき悩んだときに相談できる支援者を見つけることが、子供の成長には不可欠だとわたしは思います。

喃語すらなかった娘も短期間でお話しするまでになりました。相談前と後では、娘も変わりましたし、わたし自身も変わりました。発達が遅いとまわりと比べ悩むことも多いですが、子供のために一緒に考えてくれる支援者と出会えることを願っています。


支援者より一言

発語や行動など、お子さんの変化はもちろんですが、何よりも“親御さんが変化したこと”が、その後の成長を大きく後押ししてくれたと私は感じています。ひとつひとつ丁寧に積み上げた結果が、ここまでの変化につながりました。

1歳8ヶ月 男の子/「⾔葉が出てこない」「人の顔をあまり⾒ない」「つま先歩き」「物を回すコトが好き」

1 歳8か月の時に相談しました。

初めて相談を依頼した頃、お子さんはどんな様子でしたか?

1 歳過ぎても⾔葉が出てこないことに加え、「人の顔をあまり⾒ない」「つま先歩き」「物を回すコトが好き」など、息子の⾏動に違和感を持っていました。児童センターなどで遊んでいても、お友達とリトミックなどは苦手で、抱っこを求
めたり固まって動かなくなったりしていました。指差しや簡単な指示動作はできていましたが、コミュニケーションの取りづらさを感じていました。


現在までにどのようなことを相談しましたか?

⾔葉を話して欲しいことが一番だったので、最初に⾔葉の遅れについて相談しました。

初回相談で息子は 90 分間泣き続けました。⾔葉を話すためには、泣いて要求を通すことをやめさせる必要性があることや泣いている時の対応を教えて頂きました。その他には、「手を繋いで歩く方法」「トイレトレーニング」など⽇々の⽣活で困っている⾏動や気になったことをその都度相談しています。


相談してどのような変化がありましたか?

息子は相談してから半年ほどで⼆語⽂を話すようになり、2 歳 8 か月の現在は、自分の気持ちを伝えられるようになり、とてもおしゃべりです。以前より泣くことが減り、気持ちをコントロールすることが上手になってきていると感じています。

保育園では集団⾏動をせず一人で遊んでしまうこともある様ですが、お友達と追いかけっこしたり、手を繋いで散歩
に⾏ったりと楽しく登園できています。

私達の変化としては、息子への接し方が⼤きく変わりました。⾏動変容を促すために必要な接し方を教えて頂き家族で情報を共有、一貫した対応をするようにしています。⽔流先⽣に相談するようになってからは、経験に基づいた⽀援を受けられ、将来を⾒据えた子育てが出来るようになりました。


子どもの発達面や行動面に不安を感じている親御さんに一言お願いします

相談前の私は、息子の⾏動が発達障害ではないかと検索しては不安になる毎⽇でした。

市の発達相談で療育の相談をしましたが、幼いため様子をみることを提案されました。何もしていない事が苦しく耐えがたい時間でした。その一方で、療育を開始することは息子を発達障害と決めている様で抵抗もありました。

発達障害を検索する中で、早期療育の有用性を感じていたため、将来の自分達のために療育を受けようと決⼼しました。

お子さんの発達⾯や⾏動⾯に不安を感じている親御さんは、苦しい気持ちを抱えていらっしゃると思います。ご家族だけで悩まず、ますは専門家に相談してみてください。

私は、信頼し相談できる先⽣がいることが⼤きな安⼼となっています。


支援者より一言

初回相談の90分間泣き続けていた息子さんが、いまは言葉で気持ちを伝えている。この変化は、葛藤しながらも、“早く向き合う決断”をしてくださったからこそ、起こったものです。迷いの中で一歩踏み出した経験は、これから同じ気持ちになる誰かにとって、確かな指針になります。

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