言葉が出ない、暴れる──それでも変われた。2歳から療育を始めた千葉のお母さんの体験談

千葉でABAの出張療育を受けた保護者の声

千葉県在住のお母さんから、出張療育の体験談をいただきました。

「こども療育相談室ぷろんぷと」で療育を開始てから8年。お子さんとご家族への支援は今も続いています。

私からは何も付け加えません。ぜひ、親御さんの言葉をそのままお読みください。

目次

当時の我が家は、一言で言えば「悲惨」でした

千葉県在住の母親です。

10歳の息子は現在特別支援学校に元気に通っています。水流先生には、息子が2歳の頃から現在もご指導いただいています。

当時の我が家は、一言で言えば「悲惨」な状況でした。

ちょっとしたことで大声を出して暴れる、要求するとき親の腕にあざができるくらい力強く引っ張る、おやつを食べたいと夜中でも地団駄を踏んで大騒ぎする──

挙げればきりがないくらい、行動の問題が現れていました。

一向に言葉も出てこず、声をかけても「無」のように反応もありません。

どうしてうちの子はこうなのかと、毎晩泣いていました。

今だからこそ言えますが、同じ年頃のお友だちがおしゃべりしている姿を、恨めしく思っていました。


療育を受けても変わらない──増え続ける「問題行動」と、支援者への不信感

いくつかの療育を受けたのですが、息子に変化は見られず、家庭と同様に療育先でも問題行動が現れていました。

ある日、利用されている他の親御さんが「あの子とは別の曜日になるようにクラスを変えてください」と相談されているところに居合わせてしまいました。

悲しくて悔しかったですがお詫びするのが精一杯でした。

素人ながら、息子には行動療法が良いのではと考え、ネットで調べていたところ、水流先生の存在を知りました。

どこに相談しても助けてもらえないと支援者に不信感が募っていた時期だったので、本当に失礼ながら、「ダメ元」と思ってお問い合わせをしました。

行動の問題は「障害があるからではない」と気づけるようになるまで

どうして言葉が出てこないのか、行動の問題がなぜ起こるのか──

水流先生は初回相談からストレートに説明してくれました。

先生は、絶対に親を責めたり怒ったりしない方です。でも説明を聞けば聞くほど、今までの親の関わり方に問題が多かったかと痛感しました。

重たい障害があるからこうなってしまうのだと思っていたので、子どもに申し訳ない気持ちでいっぱいになったことが今でも思い返されます。

療育の最初の頃は、親が声をかけたらきちんと反応するようになること、大人をきちんと見ることなど、生きていくための基礎となる練習を繰り返しました。

一見すると遊び・ゲームのようにも見えるし、先生がすいすいとやっている姿を見ていると、簡単そうに思えました。

ところが親が見よう見まねでやってみても全然できず、愕然としました。

でも、先生は「頑張っていますよ」と励ましてくれて、お手本を何度でも見せてくれました。


困った行動もすぐに直してもらえた

苦戦してなかなかできなかった動作模倣ができるようになると、息子は大人の真似をよくするようになりました。

教えたわけでもないことを自分からやろうとするようになったので、生活が楽になるのを感じましたし、「報われた」という気持ちになりました。

それでも生活の中で困ったことをすることは何度もありました。

ちょっと汚い話になりますが、便を触ったり、床に唾をペッペッとしたりなどです。

こんなことでも困ったことを相談すれば、すぐに直し方を教えてもらいました。

もしあの時先生に相談していなかったら、言葉の理解も難しい息子を厳しく怒鳴り、叩いてしまっていたかもしれません。


かんしゃくで暴れていた息子が「お手本のような子」になるまで

息子は現在特別支援学校に通っています。

月2回だった相談は年4回程度になりましたが、今でも支援は続いています。

家庭でも九九やひっ算、漢字の読み書きなど、学習スキルに取り組んでおり、その都度水流先生からアドバイスをもらっています。

子どもが生まれた時、きっとこんな子育てになるのだろうなと思い描いていた光景とはかなり違うものになりました。

でも先日支援学校の先生との面談で「穏やかで何事にも一生懸命頑張る、みんなのお手本みたいな生徒です」と仰っていただきました。

かんしゃくで大暴れしていた子でも、きちんとした支援を受ければ、こんなに成長するのだと実感しています。

我が家の体験談が、どなたかのお役に立てれば幸いです。


療育でどんなことをするか──今回の体験談が漫画になります

こちらの過去記事でも紹介しましたが、当相談室の療育を描いた漫画を制作中です。

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漫画の制作にあたっては、今回、体験談を書いていただいたご家族をモデルに描いてます。

漫画はもうすぐ完成のところまでこぎつけました

親御さんへのカウンセリングや、子どもへの指導場面は、私もその現場にいたわけですから、思い浮かべることができます。

一方、問い合わせに至るまでのいきさつ、エピソードについては、親御さんから聞いた内容をもとに、私が想像して描きました。

親御さんの意に沿わない描写になっていないか確認するために、漫画には親の目で確認いただいています。

親御さんからは──

相談前から先生が見ていたのではと思うくらい、当時の様子がリアルに描かれています。

との言葉をいただいています。

この漫画は決してフィクションではありません。

親御さんの実際の体験や思いを汲みながら、私の10年以上の現場経験も反映させた作品になっています。


療育の体験談は今後もお届けしていきます

これまでホームページやブログに「保護者の声」という形でリアルな体験談を紹介してきました。

どの親御さんも快く引き受けてくださいました。それと同時に──

一組でも多くのご家族が、早く良い支援者に出会えますように

との言葉をいただきます。ひとえに、親御さんの善意に支えられています。

私がどんなに言葉を尽くすよりも、保護者の実際の体験談を知っていただく方が、早期支援の大切さが伝わるかと思います。

まもなく完成の漫画もそうですが、今後も親御さんの声をお届けできればと思っています。


千葉県で出張療育を受けた親御さんの声は、こちらからでもご紹介しています。

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当相談室では、言葉の遅れや激しいかんしゃくなど、療育に関するお悩みを出張して支援します。

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当相談室のご案内
  • 対象年齢: ご相談時点で3歳未満のお子さま
  • エリア: 千葉県・東京都を中心に出張対応
  • 支援方法: 応用行動分析学(ABA)に基づいた支援プランを個別にご提案
  • サポート内容: ご家庭での療育支援、親御さんへの具体的アドバイス

📩 お問い合わせは下記フォームよりお願いいたします。

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