2歳の言葉の遅れ・かんしゃくを描いた療育漫画、冒頭11ページを公開します

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療育漫画の冒頭を公開──相談前のご家庭の毎日を描いています

当相談室の出張療育の様子を描いた漫画が完成しました。ホームページでは、その冒頭11ページを公開しています。

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冒頭で描いているのは、支援が始まった後の話ではありません。

ハルくんとご家族が、相談にたどり着くまでに、どのような毎日を過ごしていたのか。その部分を描いています。

  • 言葉が出ない。
  • こだわりが強い。
  • かんしゃくが激しい。
  • 外出先や療育先でうまくいかない。
  • 家の中でも、生活が回らなくなっていく。

このような困りごとを経験しながら、親御さんがどのように相談に至ったのか。

この記事では、漫画の冒頭部分を紹介しながら、その背景を解説していきます。


こだわりやかんしゃくが強くても、すぐ相談につながるとは限りません

私が支援で初めてお会いするお子さんは、こだわりやかんしゃくが強いケースがほとんどです。

漫画の冒頭でも、ハルくんは、ブロックの並びが少し崩れただけで大きく泣き出します。お母さんは「ごめん!ママが悪かった」と言いながら、なんとかかんしゃくを収めようとします。

確かに、読んでいる方も「ちょっと大変そうだな」と感じるかもしれません。

ですが、こだわりやかんしゃくをきっかけに療育の相談をするなんて、大げさではないか。そう思う方も多いでしょう。

親御さんは、お子さんが乳飲み子の頃から、ずっと一緒に過ごしています。

赤ちゃんにとって、泣いて外界に訴えることは自然なことです。泣くことで、空腹や不快感、眠さを周囲に伝えます。

しかし、1歳を過ぎ、2歳に近づいてくると、他人から見れば「ちょっと泣きすぎでは」「こだわりが強すぎるのでは」と感じる場面が出てきます。

ところが、ずっと生活を共にしてきた親御さんにとっては、それが日常になっていきます。

つまり、年月をかけて慣れてしまうのです。

もちろん、途中で違和感を覚える親御さんもいます。

ですが──

この子はこういう子なのかもしれない。

そう思いながら過ごすうちに、困っている毎日が、少しずつ「いつものこと」になっていきます。

すると、親御さんは確かに困っているのに、支援を受ける決め手を持ちにくくなります。


「周りの子と比べる」は、発達支援において必要な視点である

保育や子育ての場面では、よく「周りの子と比べない」という表現が使われます。

もちろん、子どもに優劣を付けたり、我が子を卑下したりする必要はありません。

しかし、親が我が子の発達を見るときには、同年代の子たちがどれくらいのことをしているのか、という視点はむしろ大切です。

実際、私が支援を行う際にも、子どもが大よそどれくらいの年齢や月齢で、どのような行動を獲得していくのか。その視点は、常に頭にあります。

ハルくんのように、2歳数カ月の時点で、年齢相応の言葉や生活習慣が十分に獲得されていないのであれば、やはり早期療育が必要な状況と考えてよいでしょう。

では、このような支援に結びつくためには、何が必要なのでしょうか。

それは、親御さんの「違和感」です。

そして、その違和感が何から生まれるかと言えば──

やはり比較なんです。

ハルくんのように行動上の問題が大きければ大きいほど、親御さんは支援の必要性を強く感じるようになります。

なぜなら、同年代の子との間に、大きなギャップを感じるからです。


「成長を信じて様子を見る」だけでは、何も変わりません

ハルくんのお母さんが「一番苦しかった」とおっしゃっていたのは、この場面でした。

子どもの発達を心配した親が、勇気を振り絞って相談したにもかかわらず──

  • これからの見通しが持てない。
  • 具体的に何をすればよいか分からない。
  • 納得のいく説明が得られない。

「様子を見ましょう」と言われても、言葉が出るわけではありません。激しいかんしゃくがなくなるわけでもありません。

親御さんにとって「様子見」は、何もできない時間になってしまいます。

この問題点については、過去記事でも厳しく指摘しています。

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家の外でうまくいかないことが増え、生活が回らなくなっていく

そうこうしているうちに、我が子が家の外で過ごす機会も増えていきます。

  • 保育園に通う。
  • プレ幼稚園に通う。
  • 地域の子と過ごす。

このように社会との接点が増えていくわけですが、その中でうまくいかないことも多くなっていきます。

体も、ますます大きくなってきます。

すると、小さい頃であれば「可愛い」と思えたはずの行動が、いつの間にか「痛い」に変わっていきます

さらには、安心できるはずの自宅でさえ、落ち着いて過ごすことができなくなっていきます。

いよいよ、生活が回らなくなっていく。

このような状態になり、ハルくんのご両親は、私の相談室にお問い合わせをされたということです。


生活が回らなくなる前に、支援は始められます

このような状態になったら、いつでも相談してください。

……という話ではありません。

むしろ逆です。

早期の支援こそ大切です。

早ければ早いに越したことはありません。

これが、私がもっともお伝えしたいことです。

そして、他ならぬハルくんのご両親も──

もっと早く相談を開始していれば、良い行動や良い生活習慣を獲得できたのに、と思うことがあります。

とおっしゃっています。


今回、漫画の冒頭11ページを公開しました。

残りの19ページでは、初めての相談で親御さんに何を伝え、どのような支援を即座に開始したのか。そして、親御さんとハルくんがどのように変化していったのかを描いています。

残りのページをすべてインターネット上で公開しないのは、決して“もったいぶっている”からではありません。

この漫画は、実在するご家庭の体験をもとにしています。親御さんにも監修していただいていますが、支援の細部やご家庭の変化を広く公開することには、慎重でありたいと考えています。

うちの子も、早期の支援が必要かもしれない。

実際に、どのような支援をするのか知りたい。

そう感じた方に、紙の冊子でお届けしています。

漫画の冒頭部分を読んで、「続きを知りたい」と感じた方は、お問い合わせください。


ハルくんのお母さんには体験談も書いていただいています。こちらの記事です。

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  • エリア: 千葉県・東京都を中心に出張対応
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  • サポート内容: ご家庭での療育支援、親御さんへの具体的アドバイス

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